多年生食用植物で食費節約!一度植えれば3年で元が取れるコツ

Sep 09,2026

毎年勝手に生えてくる「多年生食用植物」は、食費節約に本当に役立ちます。あなたも一度植えれば、種や苗を買い直す手間がなくなり、長期的に見るとコストパフォーマンスが抜群です。私の経験では、アスパラガスやラズベリーを庭に植えてから、毎年の野菜代が確実に減りました。ただし、最初の1〜2年は収穫が少なくても、我慢する価値は十分にあります。なぜなら、一度根付いた植物は何年も安定して収穫をもたらしてくれるからです。あなたが家庭菜園に挑戦するなら、この「植えっぱなしで毎年楽しめる」システムをぜひ取り入れてみてください。初心者には、アスパラガスやチャイブのような育てやすい品種から始めるのがおすすめです。そうすれば、最初の失敗も少なく、成功体験を積みながら長く続けられますよ。

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食費を節約したいなら、自分で庭で野菜や果物を育てるのが一番の近道です。春から秋まで楽しめる一年生の野菜も良いですが、冬の寒さで枯れてしまうのが残念なところ。そこで私がおすすめしたいのが、毎年勝手に生えてくる「多年生食用植物」です。これを庭に植えておけば、種や苗を買い直す手間とお金がぐっと減ります。しかも、種類によっては何十年も収穫を楽しめるから、本当にコスパが良いんですよ。

Developing a Perennial Food Garden

一年生植物との決定的な違いとは

一年生の植物は、種をまいてから数ヶ月で枯れてしまいます。でも、多年生の植物は根っこが生き残って、毎年春になるとまた芽を出すんです。特に寒い地域に住んでいるあなたにとって、この違いは大きいですよ。

私は初めて庭を作ったとき、トマトやキュウリだけを植えて秋には全部抜いてしまいました。でも、隣のおばあちゃんが「アスパラガスを一度植えれば10年は取れるよ」と教えてくれて、それから考え方が変わりました。実際、私が植えたアスパラガスはもう5年目ですが、毎年4月になると勝手に顔を出してくれます。一度手間をかければ、その後はほとんどほったらかしでOK。これが多年生の魅力です。もちろん、種類によって寿命は違いますが、ブルーベリーやラズベリーは20年以上生きることもあります。そう考えると、最初の苗代なんてすぐに元が取れますよね。

あなたの庭に合った品種選びのコツ

まず、あなたの住んでいる地域の耐寒性ゾーンを調べてください。たとえば、温暖な地域ではバナナやパパイヤも育てられますが、北海道では無理です。逆に、寒冷地向けの多年生植物もあります。

園芸店で「多年草」と書いてあっても、厳しい霜が降りる地域では一年草として扱わなければならないものも多いです。例えば、サツマイモは暖かい地域では毎年生えてきますが、東京より北では冬に掘り上げないと腐ってしまいます。私が住んでいる関東地方でも、ローズマリーは冬に枯れてしまう年があります。そこで大事なのは、最初に苗を買うときに、ラベルに書いてある耐寒温度をしっかり確認すること。そして、苗が小さくても、数年後には大きく広がることを想定して、植える場所にはゆとりを持たせてください。特にラズベリーやミントは地下茎でどんどん増えるので、鉢植えにしないと庭中に広がって大変なことになります。私の友人はミントを地植えにして、庭中ミントだらけになってしまったそうです。そんな失敗をしないためにも、最初の計画が肝心です。

Selecting Edible Perennial Plants

多年生食用植物で食費節約!一度植えれば3年で元が取れるコツ Photos provided by pixabay

日当たりと土壌のバランスが命

どんなに良い品種を選んでも、植える場所が合わなければ育ちません。日光が好きな植物を日陰に植えても、徒長して弱々しくなってしまいます。

私が最初に失敗したのは、日陰を好むギボウシ(ウルイ)を、日当たりの良い場所に植えてしまったことです。葉が焼けて茶色くなり、全然大きくならなかった。逆に、日向を好むラベンダーを日陰に植えたら、花が咲かずにひょろひょろに。植物によって好む環境が全く違うんです。あなたが多年生の食用植物を選ぶときは、まず自分の庭のどの場所が何時間日が当たるのか、1日かけて観察してみてください。土壌の質も重要で、水はけの悪い粘土質の場所には、ブルーベリーやクランベリーのような酸性土を好む植物が合います。反対に、砂質の水はけの良い場所には、タイムやオレガノのようなハーブがよく育ちます。私は庭の一角に「ハーブコーナー」と「ベリーコーナー」を作って、それぞれの条件に合わせて植え分けています。そうすることで、毎年ほとんど手間をかけずに収穫できるようになりました。

花や観葉植物との混植で美しい庭に

食用植物だけを植えると、どうしても実用的な雰囲気になってしまいます。でも、多年生の食用植物は花や観葉植物と混ぜると、見た目も楽しめるんです。私の庭では、ラベンダーの隣にバラを植えています。

ある年、私は「食べられるものだけを植えよう」と決めて、庭中を野菜と果樹で埋め尽くしました。すると、収穫はたくさんできたけれど、冬になって葉が落ちると庭が殺風景で寂しい。それから学んで、常緑のハーブや低木を混ぜるようにしました。たとえば、ローズマリーやセージは冬でも緑の葉を保つので、寒い時期の彩りになります。また、多年生の食用植物の中には、花が美しいものもたくさんあります。エキナセア(ムラサキバレンギク)は花も可愛いし、根や葉をハーブティーにできます。ラズベリーの白い花も、春の庭を明るくしてくれます。あなたもぜひ、「実用的」と「観賞用」を両立させる工夫をしてみてください。毎日庭に出るのがもっと楽しくなりますよ。

Possible Edible Perennial Plants

果樹以外にもたくさんある!おすすめの多年生野菜

果樹はわかりやすい選択ですが、野菜にも毎年生えてくる種類がたくさんあるんです。アスパラガスやアーティチョークは定番中の定番。でも、もっと身近なものもあります。

私が特に気に入っているのは、フダンソウ(不断草)とワイルドリーク(ランプ)。フダンソウは日本では「不断草」や「スイスチャード」の名前で売られていて、寒さに強くて雪の下でも生き残るんです。冬の間も少しずつ収穫できるので、サラダの彩りに重宝しています。また、ギョウジャニンニク(アイヌネギ)もおすすめ。これは北海道の山菜ですが、日陰でもよく育ち、春になるとニンニク風味の葉っぱが楽しめます。さらに、根セロリ(セルリアック)も多年草として育てられます。これはヨーロッパでは定番の野菜で、根を煮込み料理に使うと深い旨味が出ます。私の友人は「一度植えたら、毎年秋に収穫できるから、スープの材料に困らない」と絶賛していました。ただし、これらの植物は育つのに時間がかかるものもあるので、最初の年はあまり収穫を期待しない方が良いでしょう。

多年生食用植物で食費節約!一度植えれば3年で元が取れるコツ Photos provided by pixabay

日当たりと土壌のバランスが命

多年生のハーブは種類が豊富で、料理の幅を広げてくれます。タイムやオレガノ、セージ、ミントなど、どれも一度植えれば何年も使えます。果樹も、あなたの庭に合ったものを選べば、毎年豊かな実りをもたらしてくれます。

私の庭で一番役立っているのは、レモンバーム(メリッサ)とチャイブ。レモンバームはミントの仲間で、お茶に入れるとさわやかな香りが広がる。しかも、放っておくとどんどん増えるので、株分けして近所の人に配ることもできます。果樹で言うと、日本の気候に合うのはブルーベリーとラズベリー。ブルーベリーは酸性土が必要ですが、鉢植えでも育てやすい。ラズベリーは本当に丈夫で、私の庭では雑草のように増えています。毎年6月になると、子ども達と一緒に摘んでジャムを作るのが楽しみです。また、キウイフルーツもつる性の多年草で、日当たりの良い場所に棚を作れば、グリーンカーテンにもなる。果実は追熟させると甘くなり、市販のものより風味が濃いですよ。

多年生食用植物の設計とレイアウトのコツ

スペースを有効活用する植え方の工夫

限られた庭のスペースを最大限に活かすには、高さと生育期間の異なる植物を組み合わせるのがポイントです。たとえば、果樹の下に日陰に強い多年草を植えると、土地を無駄なく使えます。

私の庭では、高さ2メートルほどのプラムの木の下に、ミントとワイルドストロベリーを植えています。プラムの木は葉が茂って日陰を作りますが、ミントは日陰でもぐんぐん育つし、ワイルドストロベリーは半日陰で甘い実をつける。これで同じ面積で3種類の収穫ができるんです。また、つる性の植物(キウイやパッションフルーツ)をフェンスやアーチに這わせるのもおすすめ。地面の面積を取らずに、垂直方向のスペースを活用できます。あなたの庭にフェンスや壁があるなら、ぜひ試してみてください。ただし、つる植物は重くなると支柱が倒れることがあるので、しっかりした構造物に絡ませることが大切です。私は最初、細い竹でキウイを支えようとして、台風で全部倒れてしまいました。

庭のゾーニングで管理をラクにする

多年生の植物は一度植えたら動かせないので、最初にゾーン分けをして計画的に植えると後々楽です。水やりや収穫の頻度が違う植物をまとめておくと、毎日の管理が効率的になります。

私は庭を3つのゾーンに分けています。①毎日収穫するハーブゾーン、②週に1回チェックすればいい果樹ゾーン、③ほったらかしでも大丈夫なベリーゾーン。これだけで、「今日はどの植物に水をやるんだっけ?」と迷わなくなりました。特に、ラズベリーやブラックベリーは放置するとものすごく広がるので、他の植物と距離を取って植える必要があります。私の友人は、ラズベリーの隣にブルーベリーを植えて、数年後にはラズベリーに占領されてブルーベリーが枯れてしまったと言っていました。あなたも、成長が旺盛な種類は離れた場所か、鉢植えにするというルールを守ってください。そうしないと、せっかく植えた他の植物が負けてしまいますよ。

多年生食用植物のよくある失敗とリスク回避法

多年生食用植物で食費節約!一度植えれば3年で元が取れるコツ Photos provided by pixabay

日当たりと土壌のバランスが命

多くの人が「多年生って、植えっぱなしでいいんでしょ?」と思いがちですが、それは大きな誤解です。確かに一年生より手間は少ないですが、最低限のメンテナンスは必要です。

私は初めてアスパラガスを植えたとき、「もう何もしなくていいや」と放置してしまいました。すると、3年目には雑草に覆われて、アスパラガスの芽がほとんど出てこなくなったんです。慌てて草取りと肥料やりを再開したら、翌年からまた元気に育ちました。また、果樹は毎年剪定をしないと、枝が混み合って実が小さくなるということも学びました。あなたが多年生植物を育てるなら、最低でも春と秋の年2回は、周りの草取りと肥料を与えることを習慣にしてください。特に、ラズベリーは古い枝を切らないと、新しい枝が伸びずに収穫量が減ります。私の失敗から言えるのは、「植えっぱなしで楽できる」という幻想は捨てた方が良い、ということです。

害虫と病気のリスクも忘れずに

多年生の植物は同じ場所で何年も育つため、害虫や病原菌が蓄積しやすいという弱点があります。特に、連作障害に弱い植物は注意が必要です。

私の庭で起きた例ですが、5年間同じ場所にラズベリーを植えていたら、根にサビ病菌がついてしまいました。葉っぱが黄色くなって実がしょぼしょぼに。調べてみると、ラズベリーは同じ場所で長く育てると病気が蓄積しやすいということがわかりました。対策として、3〜4年に一度は株を掘り上げて、別の場所に植え替えることをおすすめします。また、耐病性のある品種を選ぶのも有効です。例えば、ブルーベリーなら「サザンハイブッシュ系」は日本の湿気に強いと言われています。私の経験では、複数の品種を混ぜて植えると、病気が広がりにくいというメリットもあります。あなたも、同じ種類を固めて植えるのではなく、適度に分散して配置するとリスクが減りますよ。

比較表:一年生植物と多年生植物のコストと手間

項目一年生植物多年生植物
初期コスト(種・苗代)毎年500〜2000円程度最初に1000〜5000円かかるが、翌年以降は0円
年間の手間(時間)種まき・植え付け・収穫・片付けで約20〜30時間草取り・剪定・収穫で約10〜15時間
収穫期間植え付けから2〜4ヶ月2年目以降、毎年2〜6ヶ月間
持続年数1年で終了3〜20年以上(種類による)
リスク(病害虫・気候)毎年新しい環境でリスクが分散される同じ場所で蓄積するため、管理が重要

この表を見ればわかる通り、初期コストは多年生の方が高いですが、長期的には圧倒的にコスパが良い。ただし、病害虫のリスクを理解した上で、適切な管理を行うことが必須です。私自身、この表を作ってから、自分の庭の計画を練り直しました。

よくある質問:多年生食用植物で気をつけること

初心者がまず育てるべきおすすめの品種は?

あなたが初めて多年生植物に挑戦するなら、アスパラガスかチャイブが鉄板です。どちらも育てやすく、失敗が少ない。特にチャイブは、ほとんど何もしなくても毎年増えてくれます。

私が初めて育てたのはアスパラガスでした。最初の年は収穫できず、ただ水をやるだけ。でも、2年目から少しずつ取れるようになり、3年目には週に2回はアスパラガス料理が食べられるようになりました。この「待つ楽しみ」を味わえるのが、多年生の醍醐味です。あなたも、まずは1〜2種類から始めて、成功体験を積んでいくことをおすすめします。最初からたくさん植えようとすると、管理が大変で挫折するかもしれません。私の友人も「最初に10種類も植えて、全部枯らした」と言っていました。ゆっくりでいいんです。

「そもそも多年生植物って、そんなに価値があるの?」

この質問には、「間違いなくある」と答えます。特に、食費を節約したいと考えているあなたにとって、一度植えれば何年も収穫できるというのは、時間とお金の両方を節約できる最高の方法です。ただし、最初の1〜2年は収穫が少なく、むしろ投資の時期だと理解しておいてください。

私は3年前に、ブルーベリー3本とラズベリー5本、アスパラガス10株を植えました。最初の年はブルーベリーが10粒しか取れず、ラズベリーも少なかった。でも、今年はブルーベリーが約2キロ、ラズベリーが3キロ以上取れました。市販のブルーベリーは100グラム300円くらいするので、2キロで6000円分の節約になった計算です。しかも、ラズベリーはジャムにして保存すれば、冬の間も楽しめる。あなたがもし、毎年種を買うのに疲れているなら、一度だけ頑張って多年生植物を植えてみてください。数年後には、その決断が正しかったと必ず思うはずです。

あなたの庭に合った多年生食用植物を選んで、賢く楽しい家庭菜園ライフを送ってください。最初は小さな一歩からで大丈夫。私も失敗を繰り返しながら、少しずつ庭を育ててきました。毎年、春になると古い友人が顔を出すように芽を出す多年生植物たち。そんな喜びを、あなたもぜひ味わってみてください。

多年生食用植物の本当のコストパフォーマンスを考える

「初期投資が高い」という声に正直に向き合う

確かに、多年生植物の苗は一年生の種より高い。アスパラガスの苗1本が300円、ブルーベリーの苗木は1000円以上することもある。でも、この出費を「投資」と考えられるかどうかが分かれ目だ。

私は最初、この初期費用にビビって安い種ばかり買っていた。でも、ある年計算してみて驚いた——毎年トマトの種を5袋(約1000円)、キュウリの種を3袋(約600円)、その他合わせて年間3000円以上を種代に使っていた。しかも、育苗ポットや培養土にもお金がかかる。それに比べて、ブルーベリーの苗木1本1000円は、3年目以降は毎年5000円分以上の実を取れる。あなたも、「高い高い」と言いながら種を買い続けるより、一度投資して何年もリターンを得る方が賢いとは思わないか?

失敗したときのリスクと、それでも挑戦すべき理由

ただし、全ての多年生植物があなたの庭で成功するとは限らない。気候や土壌が合わなければ、せっかくの投資が無駄になることもある。でも、「失敗したらどうしよう」と考えるより、小さく始めて経験を積む方が現実的だ。

私の友人は、高級なフィグ(イチジク)の苗木を5000円で買って、植えた翌年の寒波で枯らしてしまった。確かに痛い出費だった。でも、彼はその経験から「自分の地域では鉢植えで冬越しさせるべき」と学んだ。次の年には、同じイチジクを鉢に植え替えて、冬は家の中に入れて育てている。今では毎年たくさんの実をつけている。あなたも、最初から大きな投資をせず、1000円以内の苗を2〜3種類試してみるのがおすすめだ。失敗したとしても、その学びは次の成功につながる。私自身、何度も枯らしてきたからこそ、今の庭がある。大切なのは、「失敗=終わり」ではなく「失敗=データ」と考えることだ。

品種選びのさらに詳しいポイント

「収穫まで何年かかるの?」——待つ楽しみと現実

多くの人が気にするのが、「何年待てば収穫できるのか」という点だ。品種によって全く違うので、あなたの忍耐力と相談して選んでほしい。例えば、アスパラガスは2年目から少しずつ、本格的な収穫は3年目から。一方、ラズベリーは植えた翌年から取れるものも多い。

私は、「すぐに結果が欲しい性格」のあなたには、ラズベリーかチャイブをおすすめする。ラズベリーは、春に苗を植えれば、その年の夏には赤い実がなり始める。収穫量は少ないけれど、「自分で育てた実を食べる」という成功体験を早く味わえる。そして、その成功体験が、他の多年生植物に挑戦する原動力になる。逆に、「じっくり待つ覚悟がある」なら、アスパラガスやアーティチョークがおすすめ。最初の年は何も収穫できないが、3年目以降の収穫量は圧倒的だ。私はアスパラガスを植えてから、「春が来るたびに、土から顔を出す芽を探すのが楽しみになった」。この「待つプロセス」も、多年生植物の醍醐味の一つだ。

寒冷地と温暖地、それぞれのベスト品種を比較する

地域おすすめ品種注意点収穫までの年数
寒冷地(北海道・東北)ギョウジャニンニク、ワイルドリーク、ラズベリー、ハスカップ耐寒性は強いが、積雪対策が必要。特にハスカップは寒さに強いギョウジャニンニク:3年、ラズベリー:1年
温暖地(関東・西日本)ブルーベリー、イチジク、パッションフルーツ、レモンバーム夏の暑さと乾燥に注意。パッションフルーツは冬越しが必要ブルーベリー:2〜3年、パッションフルーツ:1年
中間地(東海・北陸)アスパラガス、フダンソウ、チャイブ、フェイジョア夏の多湿に強い品種を選ぶ。フェイジョアは温暖地向けだが中間地でも育つアスパラガス:3年、チャイブ:1年

この表を参考に、あなたの地域に合った品種を選んでほしい。ただし、これはあくまで目安で、同じ地域でも庭の日当たりや土壌によって結果は変わる。私の住む関東でも、日陰の多い庭ではギョウジャニンニクがよく育ったが、日当たりの良い場所では葉が焼けてしまった。最初は小さなポット苗で試して、あなたの庭に合うかどうかを確かめるのが賢い方法だ。

「植える場所がない」あなたのための解決策

鉢植えでも楽しめる多年生食用植物

「庭がない」「賃貸で地面に植えられない」——そんなあなたにも、多年生植物を育てる方法はある。鉢植えでも十分楽しめる品種がたくさんある。特に、ミントやチャイブ、レモンバームはコンパクトに育てられるので、ベランダでも大丈夫だ。

私が以前住んでいたマンションのベランダでは、直径30センチの鉢でブルーベリーを育てていた。確かに地植えより収穫量は少ないけれど、毎年200〜300グラムの実が取れて、朝のヨーグルトに乗せるのが楽しみだった。また、ラベンダーやローズマリーなどのハーブは、鉢植えの方が管理しやすいというメリットもある。なぜなら、鉢なら移動できるので、冬は日当たりの良い場所に、夏は半日陰に動かせるからだ。あなたがベランダで始めるなら、最初はミントとチャイブの2つから試してみてほしい。どちらも育てやすく、料理にも使いやすい。私の友人は、「ミントを鉢で育てたら、モヒートが毎日飲めるようになった」と喜んでいた。小さなスペースでも、工夫次第で十分楽しめる。

「何年も同じ鉢で育てられるの?」——鉢植えの寿命と限界

これはよくある質問だ。答えは、「できるけど、定期的な植え替えが必要」。特に、根が詰まると成長が止まり、収穫量が減る。私はブルーベリーを同じ鉢で3年も放置して、実が小さくなってしまった経験がある。それから学んで、2年に一度は一回り大きな鉢に植え替えるか、根を整理して同じ鉢に戻すようにしている。

具体的な方法を説明しよう。植え替えのタイミングは、春の新芽が出る前か、秋の落葉後。鉢から株を取り出して、古い土を落とし、傷んだ根を切る。そして、新しい培養土を使って同じ鉢か一回り大きな鉢に植え直す。この作業を怠ると、根が鉢の中でぐるぐる巻きになって「根巻き」状態になり、水が染み込みにくくなる。あなたが鉢植えを続けるなら、この植え替えを習慣にしてほしい。私は毎年春に、すべての鉢植えをチェックして、必要なら植え替えるようにしている。面倒に感じるかもしれないが、これをやるかやらないかで、その後の2年間の収穫量が大きく変わる。一度覚えてしまえば、10分もかからない作業だ。

多年生植物の「増やし方」を知っておくと得をする

株分けと挿し木で無限に増やす方法

一度買った苗を、自分で増やすことができれば、さらにコスパが良くなる。多くの多年生植物は、株分けや挿し木で簡単に増やせる。特に、ミントやチャイブ、レモンバームは株分けが超簡単で、友達に配ることもできる。

私がよくやるのは、春か秋に、大きくなった株をスコップで半分に割る方法。これだけで、新しい株が2つできる。例えば、3年前に買った1株のチャイブが、今では10株以上に増えている。友達や近所の人に「いらない?」と聞くと、喜んでもらえることも多い。また、ラベンダーやローズマリーは挿し木で増やせる春に若い枝を10センチほど切って、水に挿しておくと、2〜3週間で根が出る。それを土に植えれば、新しい苗の完成だ。あなたも、「苗を買う」という発想から、「自分で増やす」という発想に切り替えると、家庭菜園のコストがぐっと下がる。私は今では、ほとんど苗を買わずに、株分けと挿し木で庭を維持している。

「増やしすぎて困る」という贅沢な悩みの解決法

逆に、増えすぎて困ることもある。特にミントやラズベリーは、地下茎でどこまでも広がる。私の友人は、ミントを庭の一角に植えたら、3年後には庭中ミントだらけになった。その友人は、「もうミントのモヒートは一生飲めるわ」と苦笑いしていた

この問題を防ぐには、最初から「鉢植え」か「地下茎防止シート」を使うのが確実だ。特にミントは、プランターに植えて、地面に直接埋めるという方法もある。プランターの底に穴を開けておけば、水はけは良いまま、地下茎が外に広がるのを防げる。また、ラズベリーは、毎年古い枝を根元から切ることで、増えすぎをコントロールできる。私は毎年冬に、ラズベリーの古い枝を全て切り落とし、新しい枝だけを残すようにしている。これで、ラズベリーが庭を占領するのを防げている。あなたも、増えやすい種類を植えるときは、最初から「どう管理するか」を考えておくと、後々のトラブルを避けられる。

「本当に毎年収穫できるの?」——現実的な収穫量と長期的な計画

「初年度はほぼ収穫なし」を覚悟する

これが一番大事なポイントだ。多年生植物の多くは、植えた年に収穫を期待してはいけない。特に、アスパラガスやアーティチョークは、最初の年は根を育てることに集中する。私も初めてアスパラガスを植えたとき、1年目に芽が出てきて「もう収穫できる!」と喜んで、全部収穫してしまった。すると、翌年は芽が細くて、ほとんど収穫できなかった。調べてみると、アスパラガスは最初の年は「株を大きくするため」に、収穫せずに葉を茂らせるべきだった。この失敗から学んで、あなたには「最初の年は我慢」を強くおすすめする。特に、果樹やベリー類も、最初の年は実をつけるよりも枝を育てることにエネルギーを使う。もし実がなっても、「来年はもっとたくさんなるから」と、1〜2個だけ味見して、あとは摘んでしまった方が良い。この「待つ」という行為が、後々の大きな収穫につながる。

比較表:代表的な多年生植物の収穫量と投資回収年数

品種初期コスト(苗代)収穫開始年成熟後の年間収穫量(目安)投資回収年数
アスパラガス約5000円(10株)3年目から約5〜10キロ(10株あたり)3〜4年
ラズベリー約3000円(5株)1年目から約3〜5キロ(5株あたり)1〜2年
ブルーベリー約4000円(3株)2〜3年目から約2〜4キロ(3株あたり)3〜5年
チャイブ約500円(1株)1年目から約1〜2キロ(1株あたり)1年未満
ギョウジャニンニク約2000円(10株)3年目から約2〜3キロ(10株あたり)4〜5年

この表を見て、「チャイブってこんなにコスパが良いんだ」と驚くかもしれない。実際、私もチャイブのコスパの良さには毎年感謝している。チャイブは一度植えれば、ほとんど手間がかからない。しかも、春の芽吹きが一番早く、他の野菜が育たない時期に収穫できる。あなたも、「まずはチャイブを1株、試しに植えてみる」というのが、最もリスクが少なく、かつ効果的な第一歩だと思う。もしうまくいけば、そこから少しずつ種類を増やしていけば良い。ゆっくり、でも確実に、あなたの庭が豊かになっていくはずだ。

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FAQs

Q: 多年生食用植物って、本当に初心者でも簡単に育てられるんですか?

A: もちろん、初心者のあなたでも大丈夫です。私が最初に育てたアスパラガスは、植え付け後の1年目こそ収穫できませんでしたが、2年目から少しずつ取れ始め、今では毎年春の楽しみになっています。特に、チャイブやミントのようなハーブ系は、ほぼ放置でも毎年生えてくるので、初めての一歩に最適です。大切なのは、最初から欲張らずに、育てやすい品種を1〜2種類選ぶこと。私の友人は、最初から10種類も植えて管理が追いつかず、全部枯らしてしまいました。あなたも、焦らずゆっくりと、成功体験を積み重ねていくのがコツですよ。もちろん、完全に放置は禁物で、最低限の草取りと水やりは必要ですが、一年生植物よりずっと手間がかかりません。

Q: 多年生植物って、植えたらあとは何もしなくていいんですよね?

A: これ、本当によくある誤解なんです。私も最初は「多年生って、植えっぱなしで楽できるんでしょ?」と思っていました。でも、それは大きな間違いでした。例えば、私が初めてアスパラガスを植えたとき、2年目からは放置してしまい、3年目には雑草に覆われて芽がほとんど出なくなってしまったんです。慌てて草取りと肥料を再開したら、翌年からまた元気に育ちました。また、ラズベリーは古い枝を切らないと、新しい枝が伸びずに収穫量が激減します。最低でも年2回、春と秋には周りの草取りと、適度な肥料やりが必要です。果樹なら剪定も欠かせません。つまり、「植えっぱなしで楽」という幻想は捨てて、最低限のメンテナンスは続ける覚悟が必要なんですよ。

Q: 害虫や病気は大丈夫ですか?同じ場所で何年も育てると問題がありますか?

A: これはあなたが気をつけるべき重要なポイントです。多年生植物は同じ場所で何年も育つため、害虫や病原菌が蓄積しやすいという弱点があります。私の庭でも、5年間同じ場所にラズベリーを植えていたら、根にサビ病菌がついてしまいました。葉っぱが黄色くなり、実が小さくなってしまって。調べてみると、ラズベリーは連作障害を起こしやすい種類だということがわかりました。対策としては、3〜4年に一度は株を掘り上げて別の場所に植え替えることです。また、耐病性のある品種を選ぶのも有効です。例えば、ブルーベリーなら日本の湿気に強い「サザンハイブッシュ系」がおすすめ。さらに、複数の品種を混ぜて植えると、病気が広がりにくくなるというメリットもあります。私の経験では、同じ種類を固めて植えるのではなく、適度に分散して配置するのがリスク回避のコツです。

Q: 限られた庭のスペースで、多年生植物を効率よく育てるコツはありますか?

A: あなたの庭が狭くても、工夫次第でたくさんの多年生植物を楽しめますよ。私が実践しているのは、高さの違う植物を組み合わせる「立体栽培」です。例えば、プラムの木の下にミントやワイルドストロベリーを植えれば、同じ面積で3種類の収穫が可能です。また、キウイやパッションフルーツのようなつる性植物をフェンスやアーチに這わせれば、地面のスペースを取らずに収穫できます。私の庭では、南向きの壁にキウイを這わせて、グリーンカーテンとしても活用しています。ただし、つる植物は重くなると支柱が倒れる危険があるので、しっかりした構造物に絡ませることが大切です。私は最初、細い竹でキウイを支えようとして、台風で全部倒れてしまいました。また、鉢植えを活用するのも良い方法です。ミントやラベンダーは鉢なら管理しやすく、増えすぎる心配もありません。

Q: 「そもそも多年生植物って、そんなに価値があるの?」と疑問に思うんですが。

A: この質問には、私の実体験をもとに「間違いなく価値がある」と断言します。例えば、私は3年前にブルーベリー3本、ラズベリー5本、アスパラガス10株を植えました。最初の年はブルーベリーが10粒しか取れず、正直「失敗したかな」と思いました。でも、今年はブルーベリーが約2キロ、ラズベリーが3キロ以上取れたんです。市販のブルーベリーは100グラム300円ほどですから、単純計算で6000円分の節約になりました。しかも、ラズベリーはジャムにして保存すれば冬も楽しめる。アスパラガスは5年目で、毎週2回は収穫できる状態です。もちろん、最初の1〜2年は投資期間で収穫が少ないですが、3年目以降は確実に元が取れます。あなたが毎年種や苗を買うのにうんざりしているなら、一度だけ頑張って多年生植物を植えてみてください。数年後には、その決断が正しかったと実感するはずです。

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